会長挨拶

「オハイエ!」ってなんですか?とよく尋ねられますが、「オハヨー!」「イエーツ!」と言う仙台で生まれた造語で、元気の出る言葉です。又「オハイエ!」とは2006年に開催されたとっておきの音楽祭SENDAIの感動のドキュメンタリー映画の題でもあり、そのテーマソングも仙台のあんべ光俊さんが作られた「オハイエ!」です。

この映画のエクゼクティブプロデューサーであり、とっておきの音楽祭第1回開催時の宮城県知事であった浅野史郎さんからその上映会をスペシャル・オリンピックス発祥の地熊本で開催して欲しいとの要望を受け、2008年7月に開催しました。その映画を見た仲間の感動が、民間団体「オハイエくまもと」を2009年4月25日にたちあげ、熊本でもこの音楽祭をやりたい!と思いました。まずは年間を通じて知的発達障がいの人たちと音楽を楽しみながら練習を始めました。その発表の場でもあり、音楽の力でバリアフリーを目指すための「第1回とっておきの音楽祭」を仙台の方々の応援を得て2010年3月28日に開催することになりました。
特別顧問の浅野さんからは「火の国に熱い人たちがいて,仙台からの飛び火が燃え上がり、街は愉快な一日になるだろう」とエールをいただきました!第2回は東北大震災直後に東日本支援チャリティーで開催し、募金で東北に楽器など贈り、ずっと心を寄せてきました。

この音楽祭は会場はホールだけではなく、野外やストリートで、アーケード街にはグランドピアノを置き、熊本交通センターコートから再開発の為に第7回より花畑広場に変わりました。屋外5会場から9会場に広がり、田崎市場の食バザーや各施設バザー、トヨタ、ホンダ福祉車両展示などもすることになりました。

通りがかりの人も巻き込んで、笑顔、歓声を身近かに感じられて誰もが感動するでしょう。そこでは障がいの有無に関わらず、それぞれの個性が輝いて「みんなちがってみんないい」そんな社会が実現しそうな気がします。

また熊本人権フェスタ、KKT24時間テレビ、韓国金泉市の音楽祭に出演したり、鹿屋や人吉に広がったとっておきの音楽祭に応援参加したりしました。2013年にはNPO法人化し11月には「オハイエくまもと5周年記念トーク&コンサート」を浅野史郎氏、潮谷義子氏を招いて開催しました。翌年1月にはくまもと県民文化賞受賞し、3月音楽祭前日細川邸庭園で受賞記念交流会を開催しました。その後も熊本県PTA研究大会玉名大会での公演と演奏、東北大震災後の音楽の力を描いた映画「オハイエ!2」上映会開催、2015・4事務所を再開発に伴いRKK別館へ移転、熊本市青少年健全育成大会、国際ロータリー第2720地区大会などへ参加して来ました。この間の音楽祭では又NTTさんの協力で光ファイバーにて再春荘筋ジストロフィー病棟、胎児性水俣病の施設ほっとはうす、ハンセン病療養施設恵楓園から中継し、会場に来れない方々と会場を結んで一緒に歌ったりすることで感動を与えられたのではないでしょうか?

2016・4には思いがけない2度の地震が今度は熊本に起こり、すぐ全国、イギリスからも募金や応援エールをいただき励まされ、県外からの最多の参加者を迎えて第8回のとっておきの音楽祭を好天のもとに無事に開催することができ感謝にたえません。兵庫県芸術文化協会からのアート支援助成事業のおかげで2人の障害あるピアニスト派遣され、音楽祭翌日に東北、兵庫、熊本の被災地の演奏者による絆を深めるドルチェサロンチャリティーコンサートも開催することができました。

ここまで活動できましたのも多くの支援者のお陰だと心からお礼申し上げます。今後とも音楽の力でバリアフリーを目指してともに頑張っていきたいと思っていますので、ご支援よろしくお願いいたします。

                                                                                                                                                                     NPO法人 代表  入部 祥子